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第3回
愛想の良い政治家の本質を見よう」

 山田 修 (フリージャーナリスト) 


 武部自民党幹事長は「政治家は最大の道徳だ」と述べた。武部幹事長は永田寿康民主党

議員のいわゆる「メール問題」事件で的になった人物である。

 武部幹事長が道徳家であり、モラルに沿った生き方をしているかどうかは、ここではふれないが、

「政治家は聖人でなくてもいいが、道徳に沿った人間であるべきだ」というのが私の持論だ。

 ところが、永田議員に代表されるように国民や有権者を念頭に行動しているか?と問うと疑問

符がつく政治家があふれている。

 これは誰の責任か?

 ズバリ!私たち国民や有権者の責任である。政治家に政治を丸投げしたために、役人が勝手

に己の懐に血税をつぎ込み、政治家の優遇年金を成立させ、国民から見たら何のメリットもない

外郭団体を乱造させ、天下り天国を作らせた。血税をとめどなく、無駄なものにつぎ込んだのだ。

 モラル、道徳面からいえば、みな完全に外れている。それが日本の政治家、役人だ。国民は怒

り心頭になっていいはずなのに、まだモラルに反した政治家を輩出している。去年の総選挙から

半年あまりで、すでに何人も不祥事を起こしており、辞めた議員もいる。

 どうすれば良い政治家を選ぶことができるか。

 本格的に考えれば、本1冊が軽く書けるが、ここではそのうちの一つを皆さんに示したい。

 愛想の良い政治家、役人を注意して観察することをすすめる。

 私は20年あまりの報道記者生活で見た逮捕された政治家、官僚は例外なく愛想の良い人た

ちばかりだった。もちろん全国的に見れば愛想の悪い政治家や役人も逮捕されているだろうが、

私の知る範囲では逮捕された政治家や官僚は愛想が良かった。

 N市長選挙に立候補した革新系のA氏、O市長のB氏、N市部長のC氏、T町長選挙に立候

補したD氏、S町課長のE氏、県議会議員のW氏とN氏・・・・・。

 罪状は恐喝、汚職など様々だ。彼らは取材する私にみな愛想が良く、表面的には気持ち良く

取材できたが、あとで考えると、馬鹿丁寧な言葉、対応が目についていたことがわかる。彼らは

実の悪の部分を隠すために、虚の善を強調して愛想よくしていたように見える。

 真に善い人は素直にありのままを見せるため、過剰な言葉や対応はいらない。過剰な言葉や

対応は要注意である。但し、愛想の良い人が必ずしも悪い人ではない。

 私は愛想の良い人には三つのタイプがあることを記者生活で知った。

1. 自分の悪を隠すため、過剰に愛想良くする人

2. 愛想を良くすることをマニュアルとして習得している人、例えばホテルマンなどが典型である。

  彼らが愛想を良くしているのは職業の習性を会得しているのである。だから善人でも悪人でも

  ない。演技やマニュアルの使い方が上手いだけである。

3. 心も態度もともに愛想の良い人。計算づくでないため、思わずにこやかになってしまう。(もち

  ろん、職業を超越して愛想の良い人がホテルマンなどにいる。)

  もし、1.の人が立候補していたら、投票すべきでない。選挙になると突然愛想が良くなる人が

いる。彼らには態度だけあわせて、投票では反対の行動をとろう。それが日本の政治を良くする一

歩になると、私は思うのだが、皆さんはどうだろうか。(役人は直接変えられないが、政治家を変え

れば役人も変わる。)




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