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| 「このままでいいのか個人タクシー」 | |||||||||||||
厳しいコメント 1月7日付 東京交通新聞掲載記事「首都圏個人タク再興」から― 個人タクシーを監督する立場にある関東運輸局自動車交通部長のメッセージが掲載されていた。個人タク シーに対する手厳しい内容のコメントである。 法人タクシーのレベルアップが確実になされていく中で、個人タクシーは一向にレベルアップされてい ないとの指摘だ。東京タクシーセンターのモニター調査(2006年度)を基に具体例を引かれて、「地理知 識は個人タクが良いが、接客態度、服装、運転操作などは軒並み法人タクの方が優れていて、特に個人タ クの近距離のお客様への対応が非常に悪い」また、個人タクには事業免許の期限更新(業務上の違反・交 通違反があると更新期間が短縮される)があるが、違反なしの最長5年間の更新者が全体の3割を切って いるとの指摘だ。最後に「悪質事業者の市場からの排除に乗り出す」とのコメントで締め括っている。
れも無い事実である。我々がこの実態に個人タクシー存亡の危機感を持てないのであるならば大変恐ろし い事である。極論を言えば悪を見て見ぬふりをするのは悪質事業者と同類と見なければならないのではな いか。もはや他人事ではない。自分の職が追われるかも知れないのである。 模範であるべき個人タクシーなのに、この体たらくの原因はなぜなのか?簡単には語れないが、法人タ クシーも含め業界全体として見るならば、プロ意識の欠如と品格の無さに尽きるだろう。これは、弊害と も言うべき長年に渡るタクシー特有の雇用実態がもたらした産物みたいなものだ。一個の人間に例えるな らば、知性も教養も品格も無いといったところであろうか。動物のように本能の赴くままに売り上げさえ 揚げれば何をやってもよいというのか。また、事業者は車を1台でも多く稼動させるために免許証さえあ れば誰でもタクシー運転手に雇用する。結果的にレベルを下げれば質の低下は避けられない。そこから何 時までも抜け出せないのがこの業界の問題点の一つでもある。改善するには、事業者が加盟する協会が核 となり横の繋がりを強化して、どうすればプロフェッショナルとなる業界に出来るのかを協議するべきだ。 答えは自ずと見つかるであろう。
近年東京の個人タク、首都圏の個人タクを含めて事業者数は、横ばい傾向から減少傾向になっている。 背景には法人タクシー運転手の収入減も要因の一つで、個人タクを目指す受験者にとって受験資格要件の ハードルが高くなっている現状がある。 個人タクを希望する法人タク運転手には懇切丁寧に勉強会も含めしっかり面倒をみてくれる。晴れて事 業者になっても様々な事務手続きを代行してくれる。組合は非常に有り難い存在である。しかし、監督官 庁から指摘されている問題点について、組合は何ら新規加盟事業者を含め既存事業者に対しても具体的な 指導を行っていない現状がある。協会が発行する機関紙を配布して周知しているだけだ。本来ベテランで あり、模範でもある事業者の集団であるから必要性が無いとしてきたのであろう。 悪質営業を行う事業者に対しては、事案が発生しない限り指導していないのが現状だ。組合規約の除名 処分に該当しない限り組合から排除をしていない。組合幹部は、目の前で不適正営業をしているのを見て も、見て見ぬ振りをしている現状では正に野放し状態ともいえるだろう。また、組合は業務の運営上、組 合員数の減少に懸念を抱いており不適格事業者の排除に消極的ともいえる一面があるのも否めない。 一向に変わらない個人タクに業を煮やした監督官庁である。もはや、この様な状況では組合の自浄努力 無しに存亡の危機を脱しないし、徹底した街頭指導と個別指導に乗り出さなければ改善されないであろう。 これまでのような機関紙のためのアピール用街頭指導では何にもならない。
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