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| 「タクシー全面禁煙化を不適当とした国土交通省」 | ||||||||||||||||
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『タク全面禁煙化「不適当」と回答 議員質問に国交省』11月27日付東京交通新聞の記事から。 11月21日、民主党小宮山洋子衆院議員の「全車一律に禁煙にすべき」との質問に対し、タクシー全面禁煙化 を「不適当」とした国土交通省の見解。この国土交通省の見解こそ不適当で無責任な見解ではないのか。国交 省の見解は、「事業者が自主的に取り組むべき問題であり、禁止する権限は、国に存在しない」というものだ。 国民の生命を保全すべき指導的立場にある監督官庁が、無責任とも言うべきこの見解である。
タクシー車内での喫煙。国交省は、今さら喫煙による弊害を知らない訳ではあるまい。喫煙者だけのタクシー ではない。公共交通機関のタクシーであることを忘れてはならない。過日の「禁煙タクシー訴訟」の裁判所判断で も、「タクシーは全面禁煙がのぞましい」という見解を裁判所は示した。近年の医療研究技術の発達でタバコの有 害性が明らかになった。良識の有る人であれば誰でもその有害性は認識できるであろう。公共交通機関であるな らば、車内を汚す有害なものを排除すべきであり、誰人に対しても清潔で無害な空間を保つ車内環境は必然で ある。個人の喫煙権利よりも公益性を優先すべきであろう。
シートベルト着用の義務化になった経緯を思い出して欲しい。一向に減らない交通死亡事故に対しての、国の強 制指導である。禁煙意識の低いタクシー事業者の自主性に任せていたのでは、一向に禁煙化が進まないのは明 らかである。公共交通機関のタクシーであるならば国の指導で義務化するのが手っ取り早いであろう。 アジアの国ブータンでは、国民の健康のためにタバコの販売、喫煙を全面禁止した。国民に対し、あまりにも極 端な思いやりのある政策で喫煙者にはありがた迷惑であったことであろう。これはちょっと極端な事例であるが、日 本国も国民のために善いことには率先してリーダーシップを発揮して欲しいものだ。
タクシーに乗りタバコを吸っているお客さんは、運転手に健康被害を撒き散らし、車内を汚しているのだ。それを 放置しているのは、もはや国であると言っても過言ではないであろう。喫煙者が有害性の知識が無いから人前で平 気で吸うのである。近年の個人タクシー事業者死亡原因第1位の肺がん。因果関係が無いとはいえないであろう。 国の対策遅れを指摘したいところである。次元は違うが、アスベスト健康被害の拡大も国の対策が遅れた要因であ るのは周知の事実である。
先進国で唯一喫煙率が高い国日本。タクシーで喫煙が当たり前と思っている人がいる現状を見るならば、今必要 なのは日本国民の喫煙教育、マナーの徹底である。決して、嗜好品であるタバコを否定しているのではない。有害 性を認識してマナーを守る成熟した国民にならなくてはならない。 この禁煙タクシー問題すら解決できない国交省。無能で無策な国のリーダーである役人の下にいる国民は不幸で ある。民度の低さは、国家の品格に通じよう。
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