第3話

「タクシーの新サービス」



先日、朝日新聞で観た記事だが、横浜市のタクシー会社が始めたお客様への新たなサービスが紹

介されていた。以前東京交通新聞の記事にも載っていた記憶がある。

これは、妊婦のお客様や車酔いし易いお客様、その他揺れない運転を望むお客様に向けたゆっく

りタクシーを走らせて欲しいというお客様の要望に応える新サービスである。

そのサービスは、お客様が主に座る後部座席の前に位置する助手席ヘッドレストに設置されてあ

る。“ゆっくり”と表示してあるボードの真ん中にある大きめのボタンを押すと、運転手は確認

の返事をして揺れないゆっくりとした運転で目的地まで走行するというサービスである。

“人それぞれ”というのがある。人間の性格には、似ているということはあるが、全く同じなん

てことはまず無いであろう。乗ってくるお客様は様々ではあるが、走行方法についての要望は限

れるであろう。

圧倒的に多い要望は“急いでください”、滅多にないのは“ゆっくり走ってください”だ。しか

しながら、お客様には運転手に遠慮して要望を言えない方も多数いらっしゃると推測できる。そ

んなお客様には朗報であると思う。良いアイディアではないだろうか。

「じゃあ“急いで”というボタンがあっても良いのではないか?」と、いつもタクシー運転手に

“急いでくれ”と言っているお客様が居るかもしれない。しかし、これは倫理上許されるもので

はないだろう。公共交通機関のタクシーは安全運行が基本である。

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