第7話

「タクシー初乗り短縮運賃の成果は?個人タクシーは電子マネー決済機を導入すべき」



平成29年1月30日に施行された東京特別区(23区・三鷹市・武蔵野市)の初乗り短縮運賃。早2年が

経過した。その結果はどうだったのか検証してみたい。これはあくまでも私的な見解である。こういった検

証ではタクシー運転手の営業形態で若干の相違が出るだろう。たとえば流し営業と駅に付ける待機が多い場

合では違うと思う。私の場合は前者の流し営業がメインになる。施行から2年が経過して利用者にも定着し

たように思える。やはり流していて感じるのは近距離の需要が間違いなく多くなったことが実感できる。朝

などは最寄の駅までといった410円から650円といった以前の旧初乗り運賃730円以下の需要が特に多

い。そして思うところ、電子マネーの普及がタクシー利用を促進させているともいえる。たまにバスを利用

する機会があるが、見ていても今や現金で支払う人は極稀であり、ほとんどが老若男女電子マネーでの支払

いである。これは電車も同じ。故に感覚的に心理的にもタクシーでも小額利用なら電子マネーでの支払をし

てもよいとなり結果的にタクシー利用が促進されているといえるのではないだろうか。

ここで懸念しているのが個人タクシーの電子マネー決済機の導入が進んでいないことである。新たに参入さ

れる事業者は導入されると思われるが、既存の事業者が導入していないことである。様々な理由から設備投

資になるので拒否している場合が多い。「夜間営業だから必要ない」「近距離が多くなるのではないか」

など。高級車に金を掛けても電子マネーは導入しない。それでは金も無いのに高級車に乗るなと言いたいと

ころだ。お客様へのサービスの観点と法人タクシーと肩を並べる必要性からも電子マネーの導入は必要であ

る。法令も勉強している業界のエキスパートである個人タクシー事業者がそれらを理解すべきであろう。

分の益優先ではない。公共交通機関の一員としての自覚と使命を理解しなくてはならない。

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