第13話

「運転手はタクシー配車アプリをどう見る?」



スマホの普及でタクシーを呼べる配車アプリが数社立ち上がり、タクシー会社は時代の波に遅れをとるまいといづれ

のアプリに参加しているのが現状。我が組合の東個協も自前の無線配車システムと併用でジャパンタクシーのアプリ

利用している。このアプリ配車、運転手の目線ではどう見ているか!?以下これはあくまでも筆者の主観である。

配車アプリが頻繁に呼んでいるのは、タクシーが捕まらない朝の出勤時間帯が圧倒的に多い。夜の時間帯は非常に少な

い。当初は私も興味本位にアプリ配車を受けたが、やはりキャンセル率が高い。お客様はスマホで手軽に呼べることか

ら、注文しておきながらたまたま来た流している空車のタクシーを拾う場合や、キャンセルも入れないなどお客様のマ

ナーの問題も出ている。こうしたことから私も朝の営業では、注文が入った配車場所の近くにいても、むやみやたらに

配車は受けい。キャンセルなどのリスクを警戒して配車場所、余は地域を吟味して選択するなど慎重になる場合があ

る。何せ朝繁忙時間帯はどこに行ってもお客様があちこちの道端に立っているので、あえてリスクの高いアプリ配車

は必要ない。これが運転手に共通する思いである。流しで拾うお客様も「アプリで呼んでも捕まらない。結局流してい

るタクシーを拾った―」とこぼされている。朝の繁忙時間帯に雨など降ればなおさら捕まらない。私は雨など降れば絶

対にアプリの配車は受けないだろう。傘代わり(近距離)のタクシー配車が多くなるからである。

ここでお客様にはアプリ配車や無線配車(従来のタクシー無線)でタクシーを捕まえるコツをお教えしたい。ただ、こ

れは先方(アプリや無線室)が対応しているか否かであるが、まずはアプリや無線室に繋がることが前提である。そし

て残念ながら近距離のお客様は対象外である。繋がれば、自分の行き先、目的地を伝えることである。羽田空港や成田

空港など、或いは都心までとか5千円以上タクシー運賃が掛かる目的地だと運転手は飛び付く可能性が高い。私ならす

ぐに飛び付き配車を受けるだろう。このように中・長距離の場合運転手に目的地が伝われば配車される可能性は高い。

うちの無線(東個協無線室)でも各事業者(タクシー車両)の無線ディスプレーに成田空港なんて配車が出るとあっと

いう間に配車が付くに違いない。お時間に余裕を持って注文されるなら、なおさら配車が付くのは確実に早い。

お客様は、タクシーが必要な時に便利なスマホアプリで乗りたい。しかし、朝の繁忙時間帯なので注文が集中して捕ま

らない。一方、運転手は効率を優先して、アプリ配車に警戒をして配車を受けないから余計に捕まらない。便利と言わ

れるスマホアプリだが、中々お客様と運転手の思惑が一致しない。唯一思惑が一致するのは暇な時だけである。

※注意:タクシー会社によっては、アプリ配車は強制的に配車される会社もあるようです。

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