第15話

「コロナ禍でタクシー需要は変わる―」



コロナ禍―。これは人類史に残る世界大戦並みの不幸な出来事だろう。2020年が幕を明けて、日本はいよいよオリンピ

ックイヤー。国民の誰もが期待に胸を躍らせたに違いない。しかし、世界的な新型コロナ感染拡大で、まさかの東京オ

リンピックの延期。東京オリンピック招致に尽力した一人である安倍首相もこの現実に愕然としたことであろう。様々

な不祥事など問題を起こしながらも歴代政権を超える記録を更新した長期政権。東京オリンピックを無事開催して任期

を終える予定が、コロナ対応を巡って支持率が下落。安倍首相に哀れささえ感じる此の頃である。

緊急事態宣言の前後は、タクシー需要、売り上げが日本一を誇るこの首都東京で信じられない事態を経験することとな

った。1日の売り上げが数千円という悲惨な結果に終わった。これは東日本大震災、バブル崩壊、リーマンショックを

も超越する誰もが経験したことの無い歴史に残る急転直下の需要の下落だった。そして、緊急事態宣言解除まで前代未

聞の1ヶ月間の休業を余儀なくされた。

タクシー需要は、大雑把に見ればコロナ禍前の半分以下。日勤の営業で、私の売り上げは大体30%〜50%減で推移して

いる。この状態はしばらく続くであろう。新型コロナ感染の不安が解消されるまでは。しかし、コロナが収束しても、

以前のようにタクシー需要は戻らない可能性がある。大手企業、特にIT関連企業ではテレワークが定着しているから

だ。タクシーを一番使用する大手企業のビジネスマンに動きが無ければタクシー需要は低迷する。

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