第22話

「恐るべしGOタクシーアプリの威力」

東京は、冬型の気圧配置で天気がいい日が続く。天気がいいとお客様は乗らない。緊急事態宣言下では尚更のことであ

る。先週の月曜日は朝から終日雨模様で需要は高まった。久しぶりにコロナ禍以前のような売上げが出来た。ゆえにこの

冬型の晴天続きにぼやき、雨乞いをしたくなる。GOタクシーアプリ配車も好調で、この日は9回も配車を受けた。自身

の最高記録である。

緊急事態宣言下では、朝出庫してから流しで容易にはお客様を拾えない。30分流して拾えないときもある。そして、最

初にご乗車いただくお客様がGOタクシー配車ということが多々あるのである。流しても道端に立っているお客様はいな

い。もう既に、タクシーに乗りたいというお客様は外に出て流しのタクシーを拾うといった従来の方法はとらず、スマホ

によるアプリ配車利用に移行しているのであろうか!?と思うほどである。住宅街から車が行き交う通りに出て、いつく

るかも分からない空車のタクシーを探す。タクシー会社に電話しても、空車を探すと待たされた挙句断られる。もうそん

な事は無縁だ。スマホの画面でタクシーを呼ぶと、GPS機能で一目で迎えに来るタクシーの位置が分かるし、ピンポイ

ントで家の前まで来てくれる。しかし、これもコロナ禍の日常が終わり世の中が正常に戻ると、またタクシー利用が急増

し、タクシーアプリ配車でも繁忙時間帯や悪天候時には容易にタクシーを拾えなくなるだろう。それが人口の多い東京な

のである。道端で流しのタクシーを拾う人が増えると、アプリ配車も配車率が落ちるだろう。それに効率を考える運転手

はアプリ配車を敬遠する傾向もある。ただアプリ配車もキャンセル料を徴収するシステムを導入したのでキャンセルは大

分少なくなっているようだ。雨の日のタクシーは確実に最寄の駅までの傘代わりになる。

現在だいたい1日平均3回〜4回の配車を受けているが、先日朝出庫してからGOタクシーの端末に不具合があり午前中

の配車が受けられなかった。そのせいなのか分からないが売上げは上がらなかった。そこまで影響が出るのかと、GOタ

クシーアプリ配車の威力を認めざるを得ないのか!?となった。私の流す地域は、いわゆる山の手の高級住宅街。タク

シー利用が多いことから練馬、杉並、足立ナンバーのタクシーが入ってくる。冗談ではあるが、ここは営業区域外だから

マナーの悪い横柄な運転手はどうか地元で営業してくださいと言いたくなる。話は戻るが、アプリ配車が受けられなかっ

たこの日の午後、隣の区である大田区にお客様をお送りした後配車があった。お迎え場所まで2km近くあったと思う。

近くに空車のタクシーがいなかった証拠である。競争の激しいエリアで配車を受けた場合はものの100m先ということ

があった。このアプリ配車は、GPSによりお客様のお迎え先に一番近い空車のタクシーが配車されるようになっている

ようだ。競争率の激しい地域では当然回ってくる配車率が低くなる。空白地域への流しも必要だということである。馬鹿

の一つ覚えがタクシー運転手の悪い癖である。競争率の低い配車が効率よく受けられるエリアへの広範囲な流しも有効だ

ということである。

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